マスコミ関係者様へのご連絡
小山畜産青梅工場
 HOME会社案内商品一覧豚角煮のつくり方雪華肉SSL対応でお問合わせ・ご注文メール

株式会社 小山畜産青梅工場




雪華肉は、何で安いの? 安すぎて 心配なの!




イジェクション加工牛肉というのは、牛脂を混合した調味液、または調味液のみを、牛肉に分散させた製品で、製造機械にインジェクターを使用します。

インジェクターとは、一般のハム製品の製造でも使用されている機械です。

インジェクターの針を肉に刺し、針先から調味液を噴射し、牛肉に調味液をインジェクション
(注入とか、打込みとか表現される)をして、肉内に調味液を分散させ、冷却すると牛脂を含んだ調味液が凝固して霜降り状に見え、調味液の成分により、硬い肉質の肉がやわらかくなります。
(↑インジェクション加工を、とっても簡単にご説明しています。)

上記の製造工程による未加熱製品
(ハム製品の様に加熱されていない製品)である事で、万が一 イレギュラーな原料肉を使用した場合や、製造工程上の不備が原因での、細菌等の増殖により、製品の変質、劣化などが起こりうる可能性があると懸念され、製品自体が未加熱品の理由から、そういった安全性が心配されやすい製品、という意識がまだまだ一般的です。

未加熱加工食肉製品
(肉に焼肉のタレを合わせただけの商品等も含む)は、製品表示に「前もって調味してありますので、中心まで加熱してください。」とか、「充分加熱してからお召し上がりください。」と必ず表示されていますが、 加熱調理自体 使用する調理設備や、目的とするメニュー、調理する個人によって加熱する加減が異なったり、場合によってはユーザー様自身、調理方法を読まずに(知らずに)加熱調理する等の、製品のイレギュラーな調理が行われる可能性があります。 

その様な部分を理解/考慮し、製造メーカーでは、常に製品の品質向上に尽力しています。

(他社メーカーの製造方法については、弊社では分かりかねますので、『 尽力しているはずだと思います。』 に言いかえます。)

また、無添加食品が求められる現代において、調味液/添加物
牛肉以外の材料を使用している事で、『 人体に害が及ぶ材料が添加されている食品ではないか 』 という考えを抱く人も少なくありません。

国内大手ハムメーカーさんでは、技術的には製造可能でも、製品の製造〜末端ユーザー様が調理して召し上がるまでの品質管理面で、100%管理出来ない なかなか難しい部分があるので、インジェクション牛肉の製造をしていない様に思います。

お客様から上記の一般的な不安要素の解釈を持たれ易い事から、多くの製造者、販売者は、ユーザー様、お客様に対して上記の具体的な製造方法の説明を省いたり、日本語を巧みに使った曖昧な表現、クリーンなイメージで言い換えた商品説明をつくったり、または、インジェクション加工牛肉製品の長所/メリットである 「綺麗な見た目の霜降り状態。 やわらかい ジューシーな肉質。 低コストメニューの牛肉商材に最適 」 という部分を前面に主張して、営業/販売する傾向にある様に感じます。

実際に、ネットの複数の検索システムでリサーチしても、「インジェクション 牛肉」 というキーワードでは、全国にある複数の製造会社、販売元がなかなか出て来ないのはそういった理由だと思います。

消費者である お客様側からすると
『 けしからん 』 という気持ちと推測しますが、これは仕方のない事と思います。

大変恐縮ですが 例えば、明日からインジェクション加工牛肉の営業販売をする立場になったとお考えください。

そして、今まで加工牛肉を利用した事がないお店のオーナー様に営業する事になった場合、商品説明/トークの際、どの様に説明したら商談出来るか考えてみてください。

先入観を持っているお客様に対して説明するとなった場合、おのずとその様な表現方法しかなくなると思います。
(そういう販売側の姿勢を、擁護するつもりはありませんが、法律ではそれに関する規則もまだ明確にありません。

弊社の場合、利用者様の誤解を回避する為、製品を理解して頂く為、お客様のお問い合わせや、ネットのHPにて正直に説明していますので、商品説明の表現方法は『 インジェクション加工牛肉製品 』 のままです。)

ちなみに世界一インジェクション加工による製品を製造しているメーカーさんは日本にあります。
(もちろん雪華肉ではありません。)

コチラ

インジェクション加工による牛肉製品をご存知でない方では、一社でこれだけ大規模に製造販売している事に、非常に驚く方もいるかもしれません。

製造関係の話になりますが、霜降り風のインジェクション加工牛肉の肝は、調味液の材料の乳化方法にあります。
(非常に大ざっぱですが)

油性である牛脂と水性の材料を、いかに分離しない様に乳化させるか、その為の材料選択とその配合にあります。

インジェクション加工中に、調味液(ピックル液)の脂肪分が分離したらイケナイ訳です。

乳化とは、マユネーズとかホワイトソースなどの様に、そのままでは簡単に分離する材料の油性成分と水性成分を、乳化剤に相当するモノを混合し、分離し難くする事です。単純な材料としては、卵黄とか小麦粉とか。

上記のメーカーさんの、特許取得、特許出願中という部分は、多分この調味液の乳化方法を含めた部分の事だと思います。

法令順守の元、日本食肉加工協議会(弊社含む)の雪華肉の調味液は、こちらのメーカーさんと同じ乳化方法はしません。特許権の関係で使用する事が出来ないのです。

他の後発のインジェクション加工牛肉のメーカーも、別の乳化方法を考えなければいけないという部分では弊社と同じではないかと思います。

霜降り風につくるインジェクション加工牛肉の製造的な考えは、古くからありましたが、お客様から品質の不良部分のクレームを、技術的にある程度克服して実際に美味しくつくれる様になったのは、近年のことですので、まだまだ生まれたばかりの新しい未加熱食肉加工製品です。

その為、各製造メーカーでは、牛肉を材料にするところと、牛脂を調味液(ピックル液)の材料配合に使う事、インジェクターを使用するところ の3点だけが共通であって、その他の 材料肉の部位・種類の選択、調味液の材料や配合、製造工程、製造時の管理ポイント、製品のバリエーション、アイテム形態 などなど 全く異なっています。

ですので、大きく
『インジェクション加工牛肉』とくくっても、製品の味や品質や規格などは、各社様々であるのが実際です。

業務用として とにかく安価なコストの製品価格に特化しているメーカーや、大量生産型のメーカーや、小ロット高品質重視のメーカー、ユーザー様の希望に合う形状、規格のバリエーションが豊富なメーカー などなど、各メーカーの方針や、対象とする販売先の違いが、製品のそれにそのまま現れていると思います。

この様なグローバルな現在の事情を考え、日本食肉加工協議会(弊社含む)は、普通の生鮮牛肉と区別し易い様に、他社のインジェクション加工製品との切り分けをお客様がし易い様に、また自社製品のお問い合わせに対し、責任を持ってお答え出来る様に、ブランド
『雪華肉』 と致しました。

長々とお読みくださり大変恐れ入ります。

弊社は、現在インジェクション牛肉をメインとしている製造工場ではありませんので、業務用のチャーシュー、豚角煮など複数の商品アイテムの内のひとつとしてインジェクション加工牛肉/雪華肉の製造を行っています。 

一度弊社を取材されたいと希望されるのであれば、製造日の早朝からご都合が合わせられ、同業他社に対しての情報漏えい防止の禁則事項を約束頂けるのであれば、それはかまいませんが、弊社の様な自営業レベルの小生産なインジェクション牛肉の食品工場自体、マスメディアの紙面に載せられるだけの貴重な取材価値があるものか、時間の無駄になってしまわないか、今一度何卒ご検討ください。



追伸

私は、わざわざ商品を売れ難くする様な事を説明する、aho者に映るかもしれません。

弊社HPをご覧頂ければご理解頂けると存じますが、お客様/利用者様の視点、立場になり商品の製造販売を心がけています。

どの様につくられた加工品かをご理解頂く為、インジェクション加工による牛肉製品を、そのまま端的にご説明しています。

雪華肉 = 加工牛肉 = インジェクション加工牛肉

お客様が弊社商品をご理解頂いた上でのお取引を希望しているからです。

加工牛肉に関係するニュースが報道された後に、テレビ局様、新聞社様のお問い合わせに対して、上記内容をなるべく分かりやすくご説明しています。

弊社は、自営業レベル/中小企業です。 その為、知りえる業界情報量も決して豊富ではありません。 視野が狭く、かなり偏った考え/知識も多々ある事をお許しください。

上記のご説明で、全国の情報メディアに携わる報道関係者様の公正な報道姿勢のお役に立てれば幸いです。

上記宜しくお願い致します。


2013/12/14(追記)
2013年に入って、SNSユーザーのいわゆるバカッターの飲食店スタッフが、店内の利用客から見えない場所で、信用破綻を招く様な迷惑行為を画像に撮り、それをSNSでネット配信を行うという事件が多発しました。

この事件の予防対策として一流どころの飲食店やホテルレストランなどが自社内でのアンケート調査を行ったところ、利用客に提供されていた料理の複数の食材について、優良誤認表示(食材偽装)が平然と行われていた事が同年10月23日頃、相次いで報道され大きな事件になりました。

特に牛肉料理のステーキに関しては、【加工調味牛肉】等の記載をせず、一般の生鮮牛肉と思わせる様なメニュー記載で、インジェクション加工牛肉を使用していた事が報道され大変な問題になりました。

この件でインジェクション牛肉についての取材を求めるのであるなら、その店舗で使用されていたインジェクション加工肉を製造していたメーカーに問い合わせて取材を行ってください。

当社の
【雪華肉】は、それらの食品偽装を行った店舗では使用されていません。 
当社は、ニュースで報道された飲食店舗とは全く取引がありません。また中間業者を通じて当社の
【雪華肉】を流通はさせていません。

万が一、自社製品の
【雪華肉】がこの事件に関わっているのであれば、製造者の製造責任の一旦として(株)小山畜産は、取材に対応する所存です。 しかし、他社製品の利用が関与している事件に、全く関係の無い当社が取材依頼をされる筋合いはありません。

食品偽装を行った関係者、食品会社の為に、全く関係の無い当社の
【雪華肉】への取材は、固くお断り致します。

インチキを行った連中の為に、正直に働いている私達がニュースのネタに(犯人扱い)される。 それは御免蒙る。

by工場長
2009/10/3
改2009/10/13
追記部分2013/12/14
目   録
雪華肉はどんな肉?
雪華肉の調理、焼き方のご連絡
雪華肉の焼成方法のココがポイント
サイコロステーキと雪華肉はどう違うの?
豚の角煮なのど惣菜について
当工場が、インジェクション牛肉をつくる訳?
雪華肉は何で安いの? 安い訳
報道関係者様へ インジェクション加工牛肉について

 
マスコミ関係者様へのご連絡
小山畜産青梅工場
 HOME会社案内商品一覧豚角煮のつくり方雪華肉SSL対応でお問合わせ・ご注文メール